博士後期課程の酒井渉さんと本研究科 野口裕之教授の論文が、2015年度教育心理学会優秀論文賞を受賞いたしました。
受賞論文: 酒井 渉・野口裕之論文 大学生を対象とした精神的健康度調査の共通尺度化による比較検討 [J-STAGE]
下記の要領にて、心理発達科学専攻の第4回「専攻サロン」を開催します。
専攻サロンとは、教員や院生からの話題提供に基づき、教員や院生・学部生、先輩や後輩といった関係を越えて自由に議論をし、新たな視点を得ようという目的の研究会です。
参加を希望される方は、会場設営等の準備のために人数の把握をしたく存じますので、下記サイトから参加登録をしていただくか、下記担当者までご連絡いただきますよう、ご協力お願いいたします。
ミネルヴァ書房から、『災害に備える心理教育:今日からはじめる心の減災』(窪田由紀・松本真理子・森田美弥子・名古屋大学こころの減災研究会編著)が刊行されました。
災害支援を考えるうえで、事前に地震などの災害に備えて「心理的な被害」を減らす〈心の減災〉という視点が注目されている。名古屋大学こころの減災研究会では、災害後の心理的支援に関する知見を活かして、新たに〈心の減災教育プログラム〉を開発し、小、中、高校生や地域の方々を対象に心理教育プログラムを実施し先駆的な取り組みを行ってきた。本書では,災害教育・心の減災にかかわる知見の紹介にくわえ、独自に開発してきたプログラムの概要と実践・効果を具体的に紹介し、実施の体制作りについても提案していく。
[ここがポイント] ◎ 小、中、高校生や地域の方々を対象に先駆的取り組みを行ってきた「名古屋大学こころの減災研究会」の〈心の減災教育プログラム〉を紹介。 ◎ 防災意識が高まる昨今、学校や心理的支援を実施する現場で必読の一冊。
書籍名:災害に備える心理教育:今日からはじめる心の減災 編著者:窪田由紀・松本真理子・森田美弥子・名古屋大学こころの減災研究会
A5判 256ページ 3,000円+税 ISBN-10: 462307806X ISBN-13: 978-4623078066 出版社のページはこちら Amazonのページはこちら
心理発達科学専攻の第3回「専攻サロン」が開催されました。
第3回の発表者は五十嵐 祐 先生。「The 21st Century Modern: ネットワーク化された社会と人間のこころ」というタイトルで、現代の社会的ネットワークがどのような(社会的)知性によって支えられているのかに関する研究や、社会科学としての心理学の今後のあり方について話題提供がありました。
五十嵐先生からの話題提供をもとに活発な議論が行われました。
(参加者32名)
次回の開催については、詳細が決まりましたらまたお伝えしたいと思います。
2016年度第2回名古屋社会心理学研究会(NSP)を以下の通り開催します。発表者は岐阜大学大学院教育学研究科の吉澤寛之氏です。
本研究会への参加は無料であり、どなたでも自由にご参加いただけます。また、事前連絡も必要ありません。多くの皆様のご参加をお待ちしています。
日時
2016年10月29日(土)15:00-17:00
場所
名古屋大学教育学部2F E・F演習室
発表者
吉澤 寛之 氏(岐阜大学大学院教育学研究科)
タイトル
社会化の担い手たちの包括的資源は子どもの社会性に反映されるのか
概要
子どもの社会化に影響する環境には、家庭、友人・仲間集団、近隣住民、学校などがあります。生態学的環境モデルにおいては、環境の構造として、子どもを同心円の中核に置き、内側から順にマイクロシステム、メゾシステム、エクソシステム、マクロシステムの4レベルの環境が想定されています。子どもの社会化に関する多くの研究ではマイクロシステム、メゾシステムにおける社会化の担い手の影響が主に検討され、エクソシステム、マクロシステムにおける担い手の影響は積極的に検討されていません。
そこで、本報告の前半では、比較的マクロな環境要因である近隣住民が、子どもの社会化に与える影響を検証した研究を紹介します。後半では、システムを構成する社会化の担い手たちの包括的な影響を横断・縦断調査のデータを用いて分析し、すべての担い手の包括的な資源が子どもの社会性の高さと共変する可能性を検証した研究を紹介します。両研究で得られた知見から、子どもの社会性を高めるうえで有効な環境のあり方を考察します。
下記の要領にて、心理発達科学専攻の第3回「専攻サロン」を開催します。
専攻サロンとは、教員や院生からの話題提供に基づき、教員や院生・学部生、先輩や後輩といった関係を越えて自由に議論をし、新たな視点を得ようという目的の研究会です。
参加を希望される方は、会場設営等の準備のために人数の把握をしたく存じますので、下記サイトから参加登録をしていただくか、下記担当者までご連絡いただきますよう、ご協力お願いいたします。
石井秀宗教授が参加する大阪大学大学院医学系研究科清水安子教授の研究グループが,第21回日本糖尿病教育・看護学会学術集会(2016年9月18・19日開催)で,平成28年度表彰論文賞「研究論文部門」を受賞しました。
受賞者 :清水安子・内海香子・麻生佳愛・黒田久美子・村角直子・瀬戸奈津子・正木治恵・石井秀宗 論文題目:「糖尿病セルフケア能力測定ツール(修正版)の信頼性・妥当性の検討」
日本糖尿病教育・看護学会: http://jaden1996.com/index.html
ミネルヴァ書房から、『妊娠・出産・子育てをめぐるこころのケア:親と子の出会いからはじまる周産期精神保健』(永田雅子編著)が刊行されました。
今日における社会状況の急速な変化と医療技術の進歩によって、親と子が出会い、関係を築いていくプロセスを取り巻く環境が大きく変化してきました。そうした中、妊娠中、そして出産を迎え、育児がはじまっていく周産期からのこころのケアが求められるようになってきています。本書では周産期を中心に、赤ちゃん・家族への支援の最新理論とともに、こころのケアに携わる様々な領域の事例報告を紹介します。そこから、現代社会における親子関係のはじまりの理解を深め、これから求められる周産期精神保健のあり方を探ることを試みます。
書籍名:妊娠・出産・子育てをめぐるこころのケア:親と子の出会いからはじまる周産期精神保健 (別冊発達32) 編著者:永田雅子 B5判 264ページ 2,600円+税 ISBN-10: 4623077012 ISBN-13: 978-4623077014 出版社のページはこちら Amazonのページはこちら
下記の要領にて、本専攻の教員・院生・OBによる講習会が開催されます(主催:日本テスト学会)。是非ご出席くださいますようご案内いたします。
日々の実践の中で、テスト作りに苦労されている、また疑問を抱かれている先生方も多くいらっしゃると思います。本講習会では、小中高等学校等の教員および教育関係者、研究者を主な対象として、データに基づいたテストの作り方やテストの分析法、テストの活用法、また、最近話題のCBTやIRTといった新しい時代のテスト法について、具体的な例を用いて解説します。
日時: 10月30日(日)14:00 ~ 16:50 (受付開始:13:30~)
場所: 法政大学 市ヶ谷キャンパス 外濠校舎 S505教室 http://www.hosei.ac.jp/access/ichigaya.html 〒102-8160 東京都千代田区富士見2-17-1
参加費: 無料
参加申し込み: 日本テスト学会HP(http://www.jartest.jp/course2016.html)からお申し込み下さい。
問合せ先: jart.course.161030@gmail.com
主催: 日本テスト学会
プログラム: (1)「データに基づいたテストの分析法」 (寺尾尚大・名古屋大学大学院教育発達科学研究科) 高等学校の英語の問題を使って、テストデータを分析する図表の見方について説明します。フリーの分析ソフトの使い方についても簡単に紹介します。
(2)「授業改善に活かすテスト分析」 (石井秀宗・名古屋大学大学院教育発達科学研究科) 小学校の算数や理科の問題を使って、テストデータを分析し授業改善に活かす例を紹介します。
(3)「データが語るテスト作りのヒント」 (安永和央・九州大学基幹教育院・本専攻OB) 中学校の国語や社会の問題を使って、設問及び解答欄の作り方がテスト得点にどのように影響するかを説明します。
(4)「新しい時代のテスト」 (熊谷龍一・東北大学大学院教育学研究科・本専攻OB) CBTやIRTなど、最近話題になっているテストの理論や技術について、分かりやすく説明します。
(5) 討論
7月30日(土)に、名古屋大学教育学部のキャンパスにて、文化心理学に関するワークショップが開催されました(主催:国際比較文化心理学研究会、共催:IACCP (International Association for Cross-cultural psychology))。
The workshops for cross-cultural psychology were held at the Department of Education’s building, Nagoya University on July 30 (Sat.), organized by 国際比較文化心理学研究会 (sponsored by the IACCP (International Association for Cross-cultural psychology)).
「文化心理学を教える」と「文化神経科学」という2つのテーマでワークショップが開催され、世界各国から100名超の研究者が集い、活発に議論を交わし、交流を深めました。
There were two workshops: “Teaching cross-cultural psychology” (WS1) and “Cultural-neuroscience” (WS2). More than 100 researchers participated in the WSs and actively discussed each other.
Organizers: Beth Morling (University of Delaware, USA) & Benjamin Cheung (University of British Columbia, Canada)
高等教育機関で学生の教育にあたる研究者・教育者を対象とした、文化心理学の教授法に関する内容のワークショップ1。前半では、学生に文化心理学への興味をもち理解を深めてもらうための7つのテクニックが紹介されました。後半では、高等教育機関における効果的な教授法の理論的根拠と最新の知見が解説されました。受講者を巻き込んだ体験型のワークショップに、時間も忘れるほど議論が盛り上がりました。
The WS1 was for researchers and teachers who are working for higher educations. In the first half, 7 techniques, which can lead students’ interests in and understandings for cross-cultural psychology, were introduced. In the latter half, theoretical grounds and the newest knowledge of effective teaching styles in higher educations were explained. The experiencing workshop made participants forget about time, and the discussion got really lively.
Organizer: Shinobu Kitayama (University of Michigan, USA)
Speakers:
近年、文化心理学では、「文化差の記述」を越え、文化の形成・維持・変容プロセスを明らかにするために、文化の神経生物学的(神経的・生理的・遺伝的)な基盤を探るアプローチが注目を集めています。このアプローチは、文化神経科学と呼ばれ、社会や文化の進化と遺伝子の生物学的進化との相互影響過程を明らかにすることで、個人の行動や社会のあり様をダイナミックに理解しようとするものです。ワークショップ2では、文化神経科学の最先端の研究者から、進行中の研究に関する話題提供があり、文化神経学的アプローチの有効性について熱心な議論が繰り広げられました。
There is an emerging approach to human behavior and culture in cultural psychology: Cultural neuroscience. The aim of this approach is to examine dynamic reciprocal processes between social/cultural evolution and gene evolution. In workshop 2, four leading cultural neuroscientists provided talks on their cutting-edge researches. The effectiveness of Cultural neuroscience approach was discussed eagerly.
Posted by 近藤 真知香 (Machika Kondo), 加藤 仁 (Jin Kato), 平島 太郎 (Taro Hiroshima)