月別アーカイブ: 2018年5月

「学生に勧める5冊」コーナーの更新

お知らせページ内の「学生に勧める5冊」のコーナーを更新しました。

各教員が「学生に読んでほしい!」と思う本を5冊ずつ紹介しています。

今回、新たに光永先生、溝川先生、田附先生、狐塚先生の推薦図書が追加されました。

教育学部図書室のカウンター横には、専用のコーナーが設けられています。ぜひ「学生に勧める5冊」をご覧いただき、実際に本を手にとってください。

特例により公認心理師の資格取得を検討中の大学院卒業生の皆様へ

既に2018年12月25日付けで,本学大学院で履修した科目と省令で定める科目との対照表を公開しておりますが,
開講年度ごとに規定したより詳細な対照表を公開いたします。

対照表1
1:保健医療分野に関する理論と支援の展開,
2:福祉分野に関する理論と支援の展開,
3:教育分野に関する理論と支援の展開,
4:司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開,
5:産業・労働分野に関する理論と支援の展開

対照表2
6:心理アセスメントに関する理論と実践,
7:心理支援に関する理論と実践,
8:家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践,
9:心の健康教育に関する理論と実践,
10:心理実践実習

名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要(心理発達科学)第64巻の電子版が公刊されました

名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要(心理発達科学)第64巻が刊行されました。
また、「名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要(心理発達科学)」は、2017年度から、名古屋大学学術情報リポジトリへの掲載に変更し、冊子体での送付を中止することにいたしましたので、お知らせいたします。
 

・森田美弥子教授 略歴・研究業績 3-10
・森田 美弥子 臨床心理学で何がしたいのか : リサーチ・クエスチョン探訪
 11-18
・氏家達夫教授 略歴・研究業績 21-24
・氏家達夫 名古屋大学を去るに当たって 25-30
・窪田由紀教授 略歴・研究業績 33-38
・窪田 由紀 臨床コミュニティ・アプローチの実際 : さまざまな人・こと・ものとの出会いの中で 39-49

・山下 陽平,窪田 由紀 我が国の学校臨床における心理教育の現状と課題 : 学校への本格的導入に向けての促進要因・阻害要因の検討 51-61
・TSUBOTA Yuki,ISHII Hidetoki Psychological Stress Model Assumes Self-Oriented Perfectionism as Antecedent Factor and Self-Efficacy’s Moderation Effect 63-75
・鵜子 修司,高井 次郎 「録音の笑い」の影響と公的自意識との関係 : 退屈なコメディ映像を用いた検討 77-86
・MAY CHO MIN ,TAKAI JIRO Cross-Cultural Comparison of Relational Values of Asians : Analyzing the World Values Survey, International Social Survey Programme, and AsiaBarometer 87-97
・四辻 伸吾 日本の「いじめ予防・防止プログラム」の実践研究に関する文献展望 99-109
・佐藤 暁子,金井 篤子 レジリエンス研究の動向・課題・展望 : 変化するレジリエンス概念の活用に向けて 111-117
・三谷 真優,永田 雅子 心理臨床家の熟達化に関する研究動向 119-126
・風間 惇希 青年期における過剰適応研究の動向と今後の課題 127-140
・大野 志保,窪田 由紀 養護教諭の職務と役割の変遷 : 災害・学校事故発生時における養護教諭の役割の観点から 141-146
・陳 迪,金井 篤子 労働者のワーク・ファミリー・コンフリクト/ファシリテーションに関する研究動向 147-156
・南 裕子,金井 篤子 理工系大学生の就職を巡る状況と課題 157-164
・TERASHIMA Yuto,TAKAI Jiro Cultural differences in the perception of psychological threat and compensation 165-182

石川 佳奈 平成28年度 名古屋大学心の発達支援研究実践センター心理発達相談室活動報告 183-186

編集規程・奥付

各論文には、名古屋大学学術機関リポジトリ (NAGOYA Repository) から、アクセスすることができます。

平成30年度大学院説明会 (7月1日) のお知らせ

enter image description here

7月1日(日)に、教育発達科学研究科の大学院説明会が開催されます。事前申し込みは不要、参加費は無料です。

全体の説明会だけでなく、研究室訪問や院生との個別相談会の時間もあります。

学年・学部・学内外を問わず、どなたでも参加できます。大学院進学に興味のある方はぜひご参加下さい。

日時:2018年7月1日(日)14:00-16:00

場所:名古屋大学大学院教育発達科学研究科 大講義室(心理発達科学専攻)

プログラム:研究科の紹介、専攻・領域の紹介、入試案内、研究室(教員)単位の個別相談

お問い合わせ:TEL 052-789-2606 / 2607(教務課)

心理発達専攻の大学院紹介はこちら

交通アクセス

みなさまにお会いできるのを楽しみにしております!

enter image description here

2018年度・第1回名古屋社会心理学研究会のお知らせ(5月26日)

enter image description here

2018年度第1回名古屋社会心理学研究会(NSP)を以下の通り開催します。発表者は神戸学院大学心理学部の白木優馬氏です。

本研究会への参加は無料であり、どなたでも自由にご参加いただけます。また、事前連絡も必要ありません。多くの皆様のご参加をお待ちしています。

日時

2018年5月26日(土)15:00-17:00

場所

名古屋大学教育学部2F E・F演習室

発表者

白木 優馬 氏(神戸学院大学心理学部)

タイトル

感謝による恩送りを支える心理的メカニズム

概要

他者から受けた親切を別の第三者に返報することを恩返しに対比して恩送りと呼びます。恩送りは新たな恩送りをもたらし,次々と連鎖していく可能性があります。こうした恩送りには,親切行為の受け手が感じる感謝の感情が重要であることがわかっています (Bartlett & DeSteno, 2006)。つまり,(1) 親切が受け手の感謝を喚起し,(2) 喚起された感謝が新たな親切を促すことで恩送りが生じています。ただし,これまでの研究では,この恩送りのプロセスにおける前半,後半のそれぞれにおいて未検討な課題がありました。 そこで本発表では,受け取った親切に伴うどういった側面に対して私たちは感謝をしているのか?なぜ感謝が喚起されると私たちは第三者に対して親切をおこなうようになるのか?という二つの問いについて検討した三つの調査・実験について報告し,そこから明らかになる心理的メカニズムについて紹介したいと思います。

名古屋社会心理学研究会 (NSP)