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名古屋大学大学院
教育発達科学研究科
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大学院を目指す方へ

大学院生からみた心理発達科学専攻の魅力

1. 高い専門性と幅広い研究領域の指導

教育環境が充実しています。幅広い領域の先生方がおり、しかも意欲のある学生を歓迎する空気があります。そのため、研究室を越えて親身に指導していただくことが可能です。自身が本当に興味のあることを、自由に、安心して追求していくには最適な環境だと感じています。

2. 自由闊達な雰囲気と研究室間の垣根の低さ


研究室間の壁がなく、大学院生どうしの仲も良いです。面白かった本や論文を紹介したり、院生室で議論をすることもあり、お互いに刺激になります。

3. OB・OGの幅広いネットワークとサポート

研究者を多く輩出しているので、学会や研究会等でOG・OBの方とご一緒させて頂く機会も多いです。フォーマル・インフォーマルな場でとてもお世話になっています。先輩からは、研究についてのアドバイスだけでなく、研究者としてのあり方など、多くのことを学ばせていただいています。

4. 研究者・臨床家としての力を
養うことのできる授業・研究会・実習

大学院の雰囲気は非常にメリハリがあります。普段は和やかな雰囲気ですが、授業や研究会では、緊張感をもって活発な議論や討論が行われます。研究者としての基本を学ぶのに最適な場だといえます。また臨床実践の訓練では、学校や企業、病院、施設などさまざまな場での実習が充実しています。現場で学んだ問題意識を特定の流派や理論に限定することなく、自身やグループの研究に発展させることができるのも大きな魅力です。

5. ティーチング・アシスタント、非常勤講師等による教育経験と経済的支援

大学院後期課程ではほとんどの大学院生がティーチング・アシスタントとして学部の専門授業の指導補助を行っています。在学中に学部生に心理学の専門教育を行うという貴重な経験ができるとともに、大学院生活の重要な経済的支援にもなっています。学部生も熱心な人が多く大変やりがいがあります。その他、国際学会で発表する人のための経済的支援の制度や、大学院後期でのリサーチ・アシスタント、また在学中に他大学で非常勤講師として講義をもつ人も多く、教育経験としても経済面でもとても有難い機会です。

大学院生の一日のスケジュールと大学院生からのメッセージ

1日のスケジュール

大学院生の生活は、前期は実習やケース(面接およびプレイセラピー)がないので、授業が中心の毎日です。1日に2~4コマくらい授業に出て、その前後に学校で本を読んだり、研究を進めたりしています。後期から実習が始まり忙しくなります。

メッセージ

入学する前には、心理学に関する基本的知識を本などで身につけておくことをお勧めします。大学院に入ってからはなかなか基礎の勉強をしている時間がないです。院の入試後は半年ぐらい時間があるので、学校や病院・地域サークルなどでボランティア活動をして、子供たちや様々な人と関わることをすすめます。


精神発達臨床科学講座博士前期課程1年
Aさん(内部進学)

1日のスケジュール

私の場合、週の初めに相談室の受付があり、それ以降は主に授業や授業のための準備などが中心です。もちろん自分の研究もやります。でも時には週末に遊んだりして気分転換したりします。

メッセージ

入学する前に、どのような研究がしたいのかを明確にしておくことが重要だと思います。合格したからといって遊びすぎず勉強もした方が良いです。他大学からの入学者でも過ごしやすい環境なので、みなさん頑張ってください。


精神発達科学臨床講座博士前期課程1年
Bさん(外部進学)

1日のスケジュール

大学院では、午前中に、院生室にてメールの整理やケース(面接およびプレイセラピー)準備、資料作りなどやらなければならないことを片づけます。午後はケース(50分)、ケースについての検討、ケースの記録作り、SV(スーパーバイズ)に主に使います。ケースのない時間に読書や研究のデータ整理をしたり、先生に指導を受けたりします。大体19時頃帰宅します。少ないですが授業を受けたり、TA(ティーチングアシスタント)として授業に出ることもあります。研究の効率を上げるため(?)にお昼寝や周りの人とのお茶の時間も大切な時間となっています。

メッセージ

興味のあることをなんでもしておくと良いと思います。本を読んだり、ボランティアをしたり、旅行に行ったり…院に入ると時間自体はあるのですが、他のことに追われてそういったことは後まわしになりがちです。臨床にも研究にもつながる豊かな経験になると思うので、「院に入ってからでいいや」と思わずに、ぜひ精力的に、楽しみながら過ごしてください。


精神発達臨床科学講座博士前期課程1年
Cさん(内部進学)

メッセージ

私は外部から受験してきましたが、名大は研究をしていく上でとても恵まれた環境だと思います。

まず、名大にはさまざまな領域を専門とする先生方や先輩、そして同期がいます。日常的に他領域の先輩方や同期と雑談ができたり、また時には異なる視点からの研究についてのアドバイスが得られたりしやすい環境で、いつも刺激を受けています。また、年に何度かは懇親会など院生同士の交流の場も設けられています。

次に、研究に集中するためにも、生活を送る上での金銭面も重要な部分だと思います。ここについては、海外の学会発表への助成金や、博士課程後期への進学後はTA(ティーチングアシスタント)や非常勤などが充実しており、経済的支援が得やすいです。

進学後、こうした環境を目一杯活用して研究を進めていくためにも、進学前からの準備が非常に大切だと感じます。自分の研究テーマのレビューや研究計画の立案など、詰めていればいるほどスムーズに進学後、先生や先輩との議論を経て実施にこぎ着けることができると(反省を込めて)思います。


心理社会行動科学講座博士前期課程1年
Dさん(外部進学)

1日のスケジュール

朝9時に大学に来て、13時まで授業・研究、先生やゼミ生と一緒にお昼をとり、14時から21時くらいまで研究という感じです。間にTA(ティーチングアシスタント)の仕事や研究室の用事などが入ります。

メッセージ

ゼミや学会で議論をしたり、論文を読む中で、自分と他の研究者との思考がしかるべき地点に落ち着いたときには感動を覚えます。また、おもしろい現象を見つけたり、研究の壁を越えたときには、脳がカーっと熱くなるような感覚を覚えることがあります。苦しいながらも、やはり充実感を持てるのが研究のいいところだと思います。このことは、他のどんな仕事でも同じだと思うのですが、心理学という道で職人を目指したいと思う方は、ぜひ一緒にがんばりましょう。


心理社会行動科学講座博士後期課程1年
Eさん(内部進学)

1日のスケジュール

授業のある日は、授業に出てその後に授業の発表準備や自分の研究を進めます。そして、特定の日の夜(かなり頻繁に?)は大学院生や先生方と食事(飲み会)に出かけます。

メッセージ

心理学については、特定の領域に限定せず、広く学ぶと良いかと思います。また、英語は定期的に勉強するのがお勧めです。大学院に進学したら、海外の文献を読んだり、海外の学会で研究発表したりするので、英語を使う場も今まで以上に増えます。

大学院生活を過ごしてみて感じたことは、名大心理に合格するまで頑張って本当に良かったということです。名大で日々充実した生活を送れていることを考えると、入学するまでの道のりは苦労ではなかったのかもしれません。名古屋大学を志望する人には、その志望する気持ちを持ち続け、合格するまで頑張って欲しいと思います。


心理社会行動科学講座博士後期課程3年
Fさん(外部進学)

入試情報

大学院教育発達科学研究科入学に関する情報を掲載しています。入学を希望される方は、下記のページ、および研究科の入試情報をご参照ください。また、教育学部に入学を希望される方は、名古屋大学入試案内のページをご参照ください。なお、募集要項は必ず冊子体を入手ください。

問い合わせ先

文系教務課教務グループ(教育担当)
TEL 052(789)2606

奨学金・フェローシップについて

大学院生を対象とした奨学金・フェローシップ(研究員制度)には、以下のような制度があります。貸与期間・金額等の詳細は、各団体にお問い合わせ下さい。

授業料免除・奨学金

フェローシップ

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