投稿者「nuedupsy」のアーカイブ

文化心理学のワークショップが開催されました / Workshops for Cross-cultural Psychology

7月30日(土)に、名古屋大学教育学部のキャンパスにて、文化心理学に関するワークショップが開催されました(主催:国際比較文化心理学研究会、共催:IACCP (International Association for Cross-cultural psychology))。

The workshops for cross-cultural psychology were held at the Department of Education’s building, Nagoya University on July 30 (Sat.), organized by 国際比較文化心理学研究会 (sponsored by the IACCP (International Association for Cross-cultural psychology)).

 

「文化心理学を教える」と「文化神経科学」という2つのテーマでワークショップが開催され、世界各国から100名超の研究者が集い、活発に議論を交わし、交流を深めました。

There were two workshops: “Teaching cross-cultural psychology” (WS1) and “Cultural-neuroscience” (WS2). More than 100 researchers participated in the WSs and actively discussed each other.

 

WS1: 文化心理学を教える / Teaching Cross-cultural Psychology: Course Design and Learning Activities

OrganizersBeth Morling (University of Delaware, USA) &  Benjamin Cheung (University of British Columbia, Canada)

高等教育機関で学生の教育にあたる研究者・教育者を対象とした、文化心理学の教授法に関する内容のワークショップ1。前半では、学生に文化心理学への興味をもち理解を深めてもらうための7つのテクニックが紹介されました。後半では、高等教育機関における効果的な教授法の理論的根拠と最新の知見が解説されました。受講者を巻き込んだ体験型のワークショップに、時間も忘れるほど議論が盛り上がりました。

The WS1 was for researchers and teachers who are working for higher educations. In the first half, 7 techniques, which can lead students’ interests in and understandings for cross-cultural psychology, were introduced. In the latter half, theoretical grounds and the newest knowledge of effective teaching styles in higher educations were explained. The experiencing workshop made participants forget about time, and the discussion got really lively.

 

WS2: 文化神経科学 / Cultural-neuroscience: Accomplishment So Far and Future Directions

Organizer: Shinobu Kitayama (University of Michigan, USA)

Speakers:

近年、文化心理学では、「文化差の記述」を越え、文化の形成・維持・変容プロセスを明らかにするために、文化の神経生物学的(神経的・生理的・遺伝的)な基盤を探るアプローチが注目を集めています。このアプローチは、文化神経科学と呼ばれ、社会や文化の進化と遺伝子の生物学的進化との相互影響過程を明らかにすることで、個人の行動や社会のあり様をダイナミックに理解しようとするものです。ワークショップ2では、文化神経科学の最先端の研究者から、進行中の研究に関する話題提供があり、文化神経学的アプローチの有効性について熱心な議論が繰り広げられました。

There is an emerging approach to human behavior and culture in cultural psychology: Cultural neuroscience. The aim of this approach is to examine dynamic reciprocal processes between social/cultural evolution and gene evolution. In workshop 2, four leading cultural neuroscientists provided talks on their cutting-edge researches. The effectiveness of Cultural neuroscience approach was discussed eagerly.

Posted by 近藤 真知香 (Machika Kondo), 加藤 仁 (Jin Kato), 平島 太郎 (Taro Hiroshima)

松本真理子教授・永田雅子教授・野邑健二特任教授監修の『心の発達支援シリーズ4~6巻』が刊行されました

明石書店から、『心の発達支援シリーズ4~6巻』(松本真理子・永田雅子・野邑健二監修)が刊行されました。先日、刊行のお知らせをしました第1巻〜第3巻と合わせ、シリーズ全巻が刊行されました。

内容の紹介

本シリーズは、心の発達支援研究実践センター教員(教育発達科学研究科心理発達科学専攻教員)がこれまでの研究成果を中心として、監修・編集した全6巻の図書です。

近年、発達障害と診断されている子どもに限らず、担任や保護者にとって「発達が気になる」子どもが急増しています。そうした子どもたちの姿と支援の在り方を、生涯発達の視点から、乳幼児期から青年期までとりあげました。保護者の方や彼らとかかわる専門家の方々が、発達段階ごとに課題を理解し、適切なかかわりを行うことができるよう具体的に解説しています。

書誌情報

【心の発達支援シリーズ第4巻】

書籍名:小学生・中学生 情緒と自己理解の育ち支える (心の発達支援シリーズ 4) 編著者:松本真理子永田雅子 A5判 200ページ 2,000円+税 ISBN-10: 4750343374 ISBN-13: 978-4750343372 出版社のページはこちら Amazonのページはこちら

【心の発達支援シリーズ第5巻】

書籍名:中学生・高校生 学習・行動が気になる生徒を支える (心の発達支援シリーズ 5) 編著者:酒井貴庸 A5判 192ページ 2,000円+税 ISBN-10: 4750343382 ISBN-13: 978-4750343389 出版社のページはこちら Amazonのページはこちら

【心の発達支援シリーズ第6巻】

書籍名:大学生 大学生活の適応が気になる学生を支える (心の発達支援シリーズ 6) 編著者:鈴木健一安田道子 A5判 192ページ 2,000円+税 ISBN-10: 4750343390 ISBN-13: 978-4750343396 出版社のページはこちら Amazonのページはこちら

また、すでに刊行されておりました第1巻〜第3巻の情報は下記となります。

【心の発達支援シリーズ第1巻】

書籍名:乳幼児 育ちが気になる子どもを支える (心の発達支援シリーズ 1) 著者:永田雅子 A5判 184ページ 2,000円+税 ISBN-10: 4750343250 ISBN-13: 978-4750343259 出版社のページはこちら Amazonのページはこちら

【心の発達支援シリーズ第2巻】

書籍名:幼稚園・保育園児 集団生活で気になる子どもを支える (心の発達支援シリーズ 2) 編著者:野邑健二 A5判 200ページ 2,000円+税 ISBN-10: 4750343269 ISBN-13: 978-4750343266 出版社のページはこちら Amazonのページはこちら

【心の発達支援シリーズ第3巻】

書籍名:小学生 学習が気になる子どもを支える (心の発達支援シリーズ 3) 編著者:福元理英 A5判 208ページ 2,000円+税 ISBN-10: 4750343277 ISBN-13: 978-4750343273 出版社のページはこちら Amazonのページはこちら

平成28年度大学院説明会が開催されました

7月2日(土)に、教育発達科学研究科の大学院説明会が開催されました。

全国各地から、100名を超える方々にご参加いただきました。多くの方に本専攻のことを知っていただく機会となり、専攻のメンバー一同、参加していただいた皆様に感謝しております。ありがとうございました。

全体説明会では、本専攻の概略の紹介や、各教員からの研究室紹介、入試やカリキュラムに関する説明がありました。

また、現役の大学院生から、来場者のみなさんからの質問に答える時間もありました。

説明会の後半では、各教員の研究室訪問や、現役の大学院生への質問ブースが設けられました。来場者の方々に、本専攻の「ナマ」の空気を感じていただけましたら幸いです。

みなさまの受検や、来年度から共に学べることを、専攻一同お待ちしております!

心理発達専攻の大学院紹介はこちら

公開レクチャー「乳幼児期の発達障害の包括的アセスメントと支援」(名古屋学芸大学 黒田美保先生) のお知らせ

世界的な自閉症の診断ツールであるADOSの日本版開発者のおひとりである黒田先生においでいただき、乳幼児期の発達障害の包括的アセスメントの世界の動向と理論的背景について、ご講演いただきます。   テーマ:乳幼児期の発達障害の包括的アセスメントと支援   講師:黒田美保教授    名古屋学芸大学ヒューマンケア学部こどもケア学科

場所:名古屋大学教育学部2階大講義室

日時:8月7日(日)15:00-17:00

会場定員(定員100名)の都合により、参加申込が必要です。下記ホームページもしくはQRコード(添付ポスター)からお申し込みください。        参加費は無料です。ご参加お待ちしています!   ホームページ: 問合せ先:名古屋大学心の発達支援研究実践センター      第1プロジェクト室      Web: http://hattatsu-shien.cdcpp.nagoya-u.ac.jp      E-mail: hattatsushien@educa.nagoya-u.ac.jp (井芹)

ポスターPDF

公開レクチャー「青年期から成人期の心理学」(ボローニャ大学 E.Crocetti先生)のお知らせ

イタリアから講師をお招きして集中講義を開催します。一般の方もご参加可能です。

Psychology of Adolescence and Emerging adulthood 青年期から成人期の心理学

講師:ボローニャ大学 E.Crocetti先生 場所:名古屋大学教育学部E演習室 日時: ・8月1日 2限~5限 ・8月2日~4日 1限~4限

*1限 (8:45-10:15)、2限 (10:30-12:00)、3限 (13:00-14:30)、4限 (14:45-16:15)、5限 (16:30-18:00)

*レクチャーは英語で行われます。準備の都合上、参加ご希望の方は、事前にメールにてご連絡いただければ幸いです。事前連絡いただけない場合でもご参加は可能です。奮ってご参加下さい。一般の方の参加費は無料です。お待ちしております。

お申込み・お問い合わせ: 名古屋大学 心の発達支援研究実践センター (近藤) Tel: 052-789-2658 Fax:052-789-2651 mail: e43195b@cc.nagoya-u.ac.jp

ポスターPDF Syllabus PDF file

平成28年度大学院説明会 (7月2日) のお知らせ(再掲)

ポスターのPDFファイルはこちら

7月2日(土)に、教育発達科学研究科の大学院説明会が開催されます。事前申し込みは不要、参加費は無料です。

全体の説明会だけでなく、研究室訪問院生との個別相談会の時間もあります。

学年・学部・学内外を問わず、どなたでも参加できます。大学院進学に興味のある方はぜひご参加下さい。

日時:2016年7月2日(土)14:00-16:00

場所:名古屋大学大学院教育発達科学研究科 大講義室(心理発達科学専攻)

プログラム:研究科の紹介、専攻・領域の紹介、入試案内、研究室(教員)単位の個別相談

お問い合わせ:TEL 052-789-2606 / 2607(教務課)

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交通アクセス

みなさまにお会いできるのを楽しみにしております!

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「学生に勧める5冊」コーナー開設

心理専攻のお知らせページに「学生に勧める5冊」のコーナーを開設しました。

「学生に読んでほしい!」本を、各教員5冊紹介しております。

専門書に限らず、さまざまなジャンルの本を挙げておりますので、学部・大学院の進路選択や学修、研究、趣味にと、幅広い方々にお楽しみいただけるかと思います。

教員によって、5冊を選んだ基準はさまざまです。「なぜこの5冊を選んだのか」を想像しながら読むと、より一層楽しめることと思います。ぜひ「学生に勧める5冊」をご覧いただき、本を手にとってください。

2016年度 第1回名古屋社会心理学研究会(NSP)のお知らせ(7月9日)

2016年度第1回名古屋社会心理学研究会(NSP)を以下のとおり開催します。発表者は三重大学の栗田季佳氏です。

本研究会への参加は無料であり、どなたでも自由にご参加いただけます。また、事前連絡も必要ありません。多くの皆様のご参加をお待ちしています。

日時:7月9日(土)15:00-17:00

場所:名古屋大学教育学部2F E演習室

発表者:栗田 季佳 氏(三重大学教育学部)

テーマ:視線が信念の形成に及ぼす影響

概要:私達は特定の信念(平等、勤勉など)が望ましいものだと考えているが、その学習や獲得過程については未だ不明な部分も多い。学習過程において、日常的には教示や手引書など言語的情報が重視されているが、非言語的情報も同様に重要である。例えば視線は、幼少から他者とのコミュニケーションにおいて重要な役割を担っており、物体の名前や特徴の学習に影響を及ぼす。

近年、視線は、物の名前や機能の学習だけでなく、選好の形成にかかわることが明らかとなってきた(Bayliss et al., 2006; King et al., 2011; Ulloa et al., 2015)。本研究は、他者の視線の観察が抽象的な信念の形成に影響を及ぼすかを明らかにするものである。

研究1・2では平等主義について、平等関連語に向けられた視線観察によって平等主義的志向性が高まるのかを調べた。研究3では自己制御について、自己制御関連語に向けられた視線観察によって自己制御を要する課題への取り組みが変わるのかを調べた。これまでの結果より、信念を避ける視線を観察することで、信念が弱まることが示唆されている。

進行中の研究で結論を明示できないのですが、様々な視点から議論できればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

連絡先:名古屋社会心理学研究会事務局 (担当:白木 socialpsychology758 [at] gmail.com)

名古屋社会心理学研究会 (NSP)

「動機づけ研究セミナー」が開催されました(共催:東海心理学会)

6月11日(土)に「動機づけ研究セミナー」が開催されました(共催:東海心理学会)。

鹿毛雅治先生(慶應義塾大学)より「学習動機づけ研究の現在と未来」と題し、ご講演いただきました。

「動機づけ」とはそもそもどのような心理現象なのか。今回の話題提供では、具体的な理論や概念を取り上げて動機づけ研究の来し方を統合的に振り返るような、動機づけ研究者としてのリフレクションを試みたい。また、そのことを通して動機づけ研究のさらなる発展について展望してみたい。

動機づけに関わる概念整理を軸に、動機づけを研究することの意義・可能性や、今後の研究の方向性についてお話しいただき、フロアとの議論が行われました。

学内外から50名以上と、多くの方にご参加いただき、盛況な研究会となりました。

博士後期課程の玉井颯一さんが東海心理学会第65回大会で優秀大会発表賞を受賞

博士後期課程の玉井颯一さん(日本学術振興会特別研究員)が、東海心理学会第65回大会(2016年6月4日開催 於:名古屋市立大学)で優秀大会発表賞を受賞しました。

受賞者玉井颯一

発表題目:「教師の指導が中学生の共感性に与える補完的影響―仲間関係の影響に対する調整効果の検証―」

東海心理学会第65回大会