2015年度第1回名古屋社会心理学研究会(NSP)を以下の通り開催します。発表者は日本学術振興会特別研究員・関西学院大学の 村山 綾 氏です。
本研究会への参加は無料であり、どなたでも自由にご参加いただけます。また、事前連絡も必要ありません。多くの皆様のご参加をお待ちしています。
日時:4月18日(土)15:00-17:00
場所:名古屋大学教育学部1F 大会議室
発表者:村山 綾 氏(日本学術振興会特別研究員/関西学院大学文学部)
テーマ:刑事事件の被害者・加害者に対する一般市民の判断
概要:発表者のこれまでの研究から、評議での専門家‐非専門家コミュニケーションは、行動的・心理側面のいずれにおいても専門家の影響が非常に強いことが示されてきた(村山・今里・三浦, 2012; 村山・三浦, 印刷中)。このような結果を踏まえた上で、本発表では、法の専門家ではない一般市民が、刑事事件の被害者、加害者に対してどのような印象を持ち、法的判断を行うのかというテーマのもと行った質問紙実験の結果を中心に紹介する。また、人のもつ公正世界信念や道徳基盤がそのような判断に影響する可能性について検討した研究結果についても触れる。発表を通して、司法場面を対象とした心理学研究(特に実験研究)のあり方についても議論したい。
連絡先:名古屋社会心理学研究会事務局
(担当:寺嶌 socialpsychology758 [at] gmail.com)