2014年度・第1回名古屋社会心理学研究会(NSP)のお知らせ(7月12日)

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2014年度第1回名古屋社会心理学研究会(NSP)を以下の通り開催します。発表者は名古屋大学学生相談総合センターの佐藤剛介氏です。

本研究会への参加は無料であり、どなたでも自由にご参加いただけます。また、事前連絡も必要ありません。多くの皆様のご参加をお待ちしています。

日時:2014年7月12日(土)15:00-17:00

場所:名古屋大学教育学部大会議室

発表者:佐藤剛介氏(名古屋大学学生相談総合センター)

テーマ:社会不安の文化差に対する社会生態学的アプローチ

概要:幅広い比較文化研究の展開により、人々の心理・行動傾向に文化的差異が存在することが、多くの心理学研究者に認識されるに至りました。そういった文化的差異の説明として最も多く用いられている説明原理は、「人間とはどのような存在なのか」に関する人々の信念の違い、つまり文化的自己観の差異です。臨床心理学や精神医学の比較文化研究によって発見された社会不安の文化的差異も、同様に文化的自己観による説明がなされています。今回の発表では、社会不安の文化的差異を説明する環境要因に注目した研究を発表させて頂きたいと思います。社会環境要因の一つである関係流動性(当該環境における対人関係に関する選択肢の多寡、Yuki at al., 2007)に注目した社会生態学的アプローチによって、社会不安の文化差や地域差を説明できるかについて検証した一連の研究をご紹介します。皆様から多くのご意見をいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

連絡先:名古屋社会心理学研究会事務局(担当:平島 socialpsychology758 [at] gmail.com)

名古屋社会心理学研究会