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Kana Ishikawa

D3 石川 佳奈 (いしかわ かな)

 研究と興味

看護師さんのストレスに関心があります。高度化する医療技術、過重労働、バーンアウトなど、看護師を取り巻くストレスフルな現状の中で、看護師はどんな感情を経験しながら働いているのか、そしてその感情とは一体何か、という視点から、看護師の「感情労働」ということに注目しています。現代社会の労働形態として、ひとつの重要なキーワードとなる「感情労働」という側面から、看護師さんの感情管理の実態を少しでも明らかにできれば、と思い関心を持って研究しています。博士課程前期課程では,「看護師の感情管理への意識」と「自己と役割との同一化」に着目し,これらの要因が患者‐看護師関係における看護師の感情管理に影響を与えることを示すことができました。そこで本年度以降は,これらの要因の概念の精緻化をさらにすすめるとともに,尺度開発を行っていきたいと考えています。また,患者‐看護師(医療者)関係における患者サイドからの接近として,患者の不安軽減にも関心をもち,臨床現場および研究として取り組んでいます。

 研究業績

  • 卒業論文:患者の不安軽減に対する医療者の効果的なサポートに関する研究‐病とともに生きるために‐(2006)
  • Kana Ishikawa,Kazuhiko Kusumoto&Atsuko Kanai 2011 Supportive interaction of Medical staff with patients for reducing patient's anxiety about their illness,The 12th European Congress of Psycholigy
  • 修士論文:患者‐看護師関係における看護師の感情管理の検討(2012)

 ひとこと

こんにちは、金井研究室D1の石川佳奈です。月一回2時間の指導会は、金井先生や研究室の諸先輩方から多様な立場や視点において大変貴重な意見をいただける充実した時間です。みなさんの高い研究意識に刺激され日々修士論文作成に励む毎日であり、その中から得られるものは数えきれません。それらを自分の力にしつつ、広い視野と確かな臨床力をもった臨床家になることを目標に、他の指導生たちと励ましあいながら頑張っています。