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松本真理子教授の著書『心とかかわる臨床心理:基礎・実際・方法[第3版]』が刊行されます

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ナカニシヤ出版から、『心とかかわる臨床心理:基礎・実際・方法[第3版]』(川瀬正裕・松本真理子・松本英夫 (著))が刊行されます。

内容の紹介

本書は、将来「心とかかわる」職業に関心のある学生や専門家皆さまのための臨床心理学テキストです。基礎理論、心理臨床の実践事例による対象の理解と心理療法についてわかりやすく解説しています。

本書は1996年の初版以来、多くの方々に手に取っていただいてきましたが、この度、最新の臨床心理学、精神医学の情報に対応すべく改訂第3版を刊行しました。2014年度に日本語訳が刊行されたDSM-5にもいち早く対応しています。

2015年9月には、国家資格「公認心理師」法が成立しました。今後ますます「心とかかわる」心理師へのニーズは高まってくるものと思われます。そのためのテキストとしても推薦できます。

書誌情報

書籍名:心とかかわる臨床心理:基礎・実際・方法[第3版]

著者:川瀬正裕・松本真理子・松本英夫

B5判 188ページ 2,200円+税

ISBN-10: 4779509319 ISBN-13: 978-4779509315

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五十嵐准教授の翻訳書「社会的ネットワークを理解する」が刊行されます

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北大路書房から、「社会的ネットワークを理解する」(C.カドゥシン・著,五十嵐 祐・監訳)が2015年8月13日に刊行されます。本専攻では、五十嵐准教授が監訳および翻訳(2章~5章、12章)、大学院生の佐藤有紀さん(1章)、研究生の加藤仁さん(5章)、平島太郎研究員(9章)が各章の翻訳を担当しています。

出版社による紹介

社会生活に関する理解を深めるための有益な手段として,人間をノード(節点)の単位とする「社会的」ネットワークに注目。その形成・維持を支える人間行動の基本原理について,近年のSNSの普及といった環境変化や,「個人の動機づけ」概念を取り入れた上で,社会学の古典的な知見をベースとする理論的な説明を提供する。

書誌情報

書籍名:社会的ネットワークを理解する

原著:Charles Kadushin (2012). Understanding social networks: Theories, concepts, and findings. Oxford University Press.

著者:チャールズ・カドゥシン(Charles Kadushin)

監訳:五十嵐祐

訳: 佐藤有紀、加藤仁、古谷嘉一郎、西村太志、竹村幸祐、竹中一平、平島太郎、石黒格、浅野良輔

A5判 336頁 3400円+税

ISBN-10: 4762829005
ISBN-13: 978-4762829000

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「統計解析ソフトRのスクリプト集」(Ver. 3.0β)公開のお知らせ

石井准教授の作成した「統計解析ソフトRのスクリプト集」Ver. 3.0βを公開しました。記述統計量の算出の部分を統一的にしたのと、データ例を書籍にあわせて変えています。内容の紹介はこちらの記事をご覧下さい。

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統計解析ソフトRのスクリプト集 (PDF)

梅本特任助教の著書『Motivational regulation in Japanese undergraduates』が出版されました

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梅本特任助教の著書が出版されました。

Umemoto, T. (2015). Motivational regulation in Japanese undergraduates. Saarbrücken: LAP LAMBERT Academic Publishing.

学習を進めるにあたって,動機づけは重要な役割を果たす。しかしながら,常に高い意欲をもって学習に臨むことは難しい。そのため,自分自身で学習への動機づけを調整することが必要となる。それでは,日本の大学生は学習において,どのように自身の動機づけを調整しているのであろうか?また,どのような動機づけ調整の方略が効果的な学習を導くのであろうか?この著書では,2つの実証研究を通して,大学生の動機づけ調整プロセスの検討を行っている。「動機づけ調整(motivational regulation)」という側面から,大学生の自律的な学習について考えたい。

出版社による紹介ページ

「統計解析ソフトRのスクリプト集」公開のお知らせ

石井准教授の作成した「統計解析ソフトRのスクリプト集」をオンラインで公開します。名古屋大学教育学部の「心理・教育の統計学」の授業で実際に使用されている教材です。学習・研究にご活用下さい。

  • 2016.4.5 Ver. 4.0βを公開しました。棒グラフオプション、オメガ係数、効果量、標本サイズの推定などの記述が加わりました。
  • 2015.3.18 Ver. 3.0βを公開しました。記述統計量の算出の部分を統一的にしたのと、データ例を書籍にあわせて変えています。
  • 2014.11.4 Ver. 2.2βを公開しました。

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統計解析ソフトRのスクリプト集 (PDF)

下記のサイトでは、シラバスと講義資料が公開されています。あわせてご活用下さい。

「心理・教育の統計学」(名大の授業)

講義資料 (PDF)

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はじめに 石井秀宗

この冊子は,心理学や教育学の研究でよく用いられる統計手法に関して,統計解析ソフト「R」のスクリプト(プログラム)をまとめたもので,授業の補助教材として作成されたものです.

Rは,スクリプトと言われるプログラムを書いてそれを実行する,という使い方をします.例えば,クロス表を表示するとしたら,スクリプト画面に table(d1$x2, d1$x2) と書き,この部分を選択して実行します.すると,出力画面に,実行したスクリプトとその結果が表示されます.ここで,table がゴシック体になっていますが,これは,table がRの関数であることを表しています.

スクリプト画面上でこのような表示がされるわけではありません.この冊子においては,Rの関数とそうでないもの(分析者が指定する変数名など)を区別するために,このような表示をしています.

本冊子では,重要と思われるコメントもゴシック体にしてあります.これは基本的に和文で,「#」を前に書いてコメントアウトしてあるので(Rは認識しない),それがRの関数でないことはすぐわかると思います.

正しいスクリプトでないとソフトは動かず,エラーとなります.正しいスクリプトを書いて結果が表示されると,とても嬉しい気持ちになります.

また,スクリプトを書くのに慣れてくるにつれ,分析法を考える 力が増し,統計解析リテラシーが向上します.

Rは開発環境が公開されているため,多くの研究者がボランティアで開発に関わっている,世界的に定評のあるフリーソフトです.新しい統計手法がすぐに取り入れられるという利点はありますが,同じ分析をするのでも開発者が複数いて,多数の関数が存在することがあったり,古い関数が使えなくなったりするという欠点もあります.ユーザー自身が使いやすい関数を選び,時折,知識を更新する必要があります.

Rは日々開発されていますので,この冊子の内容もすぐに古いものになってしまいます.ですので,こんな関数があるとか,ここの記述は間違ってる,これはもう使えないなど,気づいたことがありましたら,教えて頂ければ幸いです.

本冊子はRの実行に主眼を置いているため,分析結果をどのように解釈するかについてはほとんど触れていません.統計分析の手法や結果の解釈については,別の成書にあたって下さい.参考までに,本冊子作成者が書いた書籍を挙げておきます.

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石井秀宗 (2014). 人間科学のための統計分析―こころに関心があるすべての人のために― 医歯薬出版

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石井秀宗 (2005). 統計分析のここが知りたい―保健・看護・心理・教育系研究のまとめ方― 文光堂

石井准教授の『人間科学のための統計分析―こころに関心があるすべての人のために』が出版されました

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石井准教授の著書が出版されました。

石井秀宗 (2014). 人間科学のための統計分析―こころに関心があるすべての人のために 医歯薬出版

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本書は,人間科学,とくに,こころに関心がある人のために,統計分析の考え方や,分析結果の解釈の仕方を,具体的な例を示しながら解説した本です.こころに関心があるとは,人のこころや知的能力など,物理的にとらえることのできない構成概念を対象としているということです.構成概念は実在しませんから,それをとらえるためにはそれなりの工夫と配慮が必要です.本書では,通常の統計学や統計分析の書籍では扱われることが少ない構成概念の測定やその分析法について,詳しく解説しています.

おもな読者対象は,心理学,看護学,保健学,医学,教育学,社会学,福祉学などを学ぶ大学生,大学院生,研究者等になると思いますが,統計分析の基本的な考え方はどの領域にも共通しますので,統計分析を用いる他の多くの分野の皆さんにお読みいただけると思います.

2005年に筆者は「統計分析のここが知りたい─保健・看護・心理・教育系研究のまとめ方─」(文光堂)を出版し,お陰さまで多くの皆さまにお読みいただいております.本書は,その後,筆者が授業を行ったり,分析の相談にのったりするなかで気づいたことをもとに,あらためて執筆した統計分析の本です.いずれの本を書くにあたっても心がけたことは,統計分析の考え方を理解する,利用度の高い基本的な分析法を扱う,読者に馴染みのある具体例を用いて説明するなどです.本書を読まれるにあたっては,このような志向性があるということを,ご理解いただければと思います.

(「序文」より)

名大の心理臨床の本ができました

本専攻の精神発達臨床科学講座教員の共同執筆による、名大の心理臨床の本が出版されました。

森田美弥子・松本真理子・金井篤子(監修)、森田美弥子・金子一史(編)(2014). 
心の専門家養成講座 第1巻 臨床心理学実践の基礎 その1 基本的姿勢からインテーク面接まで  ナカニシヤ出版

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シリーズとして今後続けて刊行していく予定です。

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松本教授・森田教授の編著書『児童・青年期臨床に活きるロールシャッハ法』が出版されました

小川俊樹・松本真理子・森田美弥子(編著) 児童・青年期臨床に活きるロールシャッハ法 金子書房

わが国は、臨床現場での投影法の使用頻度が高く、その中の代表の一つがロールシャッハ法です。本書はわが国におけるロールシャッハ法の歴史的・文化的視点からの総説、児童・青年期における発達的視点をふまえた一般データの紹介とアセスメントおよびセラピーへの適用について紹介しており、児童期、青年期臨床家にとって必携の書といえます。

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