2017年度 第1回名古屋社会心理学研究会(NSP)のお知らせ(7月8日)

2017年度第1回名古屋社会心理学研究会(NSP)を以下のとおり開催します。発表者は京都大学こころの未来研究センターの柳澤邦昭氏です。

本研究会への参加は無料であり、どなたでも自由にご参加いただけます。また、事前連絡も必要ありません。多くの皆様のご参加をお待ちしています。

日時:7月8日(土)15:00-17:00

場所:名古屋大学教育学部2F E・F演習室

発表者柳澤 邦昭 氏(京都大学こころの未来研究センター)

テーマ:モノとコト消費を期待する脳

概要:新しい商品を所有したり(物質的消費 or モノ消費)、特別な体験や経験をすること(経験的消費 or コト消費)で、私たちはさまざまな喜びや幸せを感じます。この幸せな気分は、それらの消費行動を頭に思い描き、消費の到来を期待しているときにも得られると言います。近年では期待の認知・情動処理がストレス低減や精神的健康の高まりと関連する可能性も指摘されています。では、このような消費の期待は(1)どのような脳のメカニズムによって実現されているのでしょうか?(2)モノ消費とコト消費の期待ではそれぞれどの脳領域が関わっているのでしょうか?(3)これらにどのような個人差要因が関わってくるのでしょうか?本発表では、最近行った2つのMRI実験の結果に基づき、上記の問いに対する現段階の回答を提示しようと思います。さらに、消費心理の研究に神経科学的アプローチを持ち込むことにどのようなメリットがあるのか、皆さまと議論したいと思います。

連絡先:名古屋社会心理学研究会事務局
(担当:玉井 socialpsychology758 [at] gmail.com)

名古屋社会心理学研究会 (NSP)